ドッグフード「マザープラス」の特徴と成分の安全性について
ドッグフード「マザープラス」は、すべて国内産・人間用の高級素材を厳選して使っているため、安心で安全。
8種類の雑穀と8種類のお野菜をブレンドし、その野菜穀物も減農薬・無農薬のものを基本としているため、栄養バランスと美味しさに加えて安全性を追求しています。また定番のチキン味は、九州の鶏肉を贅沢に使って風味や美味しさアップ!
ワンちゃんの食事にも減農薬・無農薬をこだわりたい自然派の方や、海外産のドッグフードは抵抗があるといった飼い主さんに人気のドッグフードです。
今回は、マザープラスの原材料と成分を分析して、最後に総合評価をまとめたいと思います。
マザープラスのドッグフードの種類
マザープラスには以下のラインナップがあります。

- マザープラス チキン 幼犬用
- マザープラス チキン 成犬用
- マザープラス チキン シニア犬用
- マザープラス ポーク
- マザープラス まぐろ
今回はこの中から「マザープラス チキン 成犬用」についてまとめます。
マザープラスの原材料

鶏肉、小麦粉、玄米、魚、菜種油、大根葉、大麦、ごぼう、にんじん、しいたけ、キャベツ、ハト麦、もちあわ、もちきび、玄ソバ、白菜、高菜、大豆、とうもろこし、パセリ、青じそ、ビール酵母、発酵調味液、ミネラル類(カルシウム、塩化ナトリウム、カリウム、亜鉛、鉄、銅)、ビタミン類(B12、E、A、D、B2)
マザープラスの成分分析値(たんぱく質~%など)
粗蛋白質 | 19.8%以上 |
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粗脂肪 | 9.9%以上 |
粗繊維 | 0.5%以下 |
粗灰分 | 3.9%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
鉄 | 8.4mg |
ビタミンA | 549.4IU |
ビタミンD | 80.3IU |
ビタミンE | 5.7mg |
ナトリウム | 59.9mg |
カリウム | 617.3mg |
カルシウム | 648.2mg |
マグネシウム | 79.8mg |
リン | 568.4mg |
塩分 | 229.5mg |
マザープラスの詳細
容量 | 1kg |
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価格 | 1kg=2,700円(通常価格)、2,565円(会員価格)、2,431円(定期購入) ※犬猫自然食本舗にて、2017/9/19時点の販売価格(税込)を記載 |
1kgあたりの価格 | 2,431円~(1kg定期購入で計算) |
代謝エネルギー | 391kcal/100g |
対応年齢 | 成犬用 |
原産国 | 日本 |
販売会社 | 犬猫自然食本舗(株式会社ミンシア) |
マザープラスの特徴
- 国内産人間用の高級素材使用で安全性と美味しさを追求
- 九州の鶏肉を贅沢に使った風味で食いつきアップ
- 香料・着色料・保存料不使用
- 総合栄養食・AAFCOの栄養基準に準拠
- ノンオイルコーティング製法でアレルギーを回避して自然な味わいに
- フードの製造も国内で丁寧に行う純国産、安心・安全性を担保
国内産人間用の高級素材使用で安全性と美味しさを追求
マザープラスは、母親が子供に愛情を注ぐように、たくさんの愛情が込められて誕生したプレミアムドッグフードです。
すべて国内産・人間用の高級素材を厳選して使っているから、安心・安全。また成犬に必要な栄養バランスと美味しさを追求し、8種類の雑穀と8種類のお野菜をブレンドして作られています。その野菜や穀物も減農薬野菜・無農薬野菜を基本としているため、素材自体の栄養価も豊富です。
また雑穀系発酵調味液を配合しているため、愛犬の健康維持に必要な必須アミノ酸を簡単に摂り入れることができます。
九州の鶏肉を贅沢に使った風味で食いつきアップ
マザープラス「チキン 成犬用」は、一番人気のチキン味です。
主に九州の鶏肉を贅沢に使うことで風味・美味しさがアップした、定番の人気商品です。鶏肉は、他の肉類と比べ、高タンパク・低脂肪となり、愛犬の年齢にかかわらず、幅広い世代に親しまれている味となっています。
香料・着色料・保存料不使用
マザープラスは、香料・着色料・保存料不使用のこだわりドッグフードです。また総合栄養食としての基準を満たすために、ビタミン・ミネラルが添加されていますが、国産で人間用のものを使っています。
マザープラスは、愛犬にも安心して与えられる、こだわりのドッグフードだと言えます。
総合栄養食・AAFCOの栄養基準に準拠
マザープラスは、総合栄養食・AAFCOの栄養基準に準拠しています。
総合栄養食とは、ペットフード公正取引協議会が「愛犬が生きていくために必要な栄養素を満たしている」と認められた商品のことです。またAAFCOとは、米国飼料検査官協会の栄養基準に準拠し、愛犬の主食としての栄養基準を満たしているとされた商品です。
ノンオイルコーティング製法でアレルギーを回避して自然な味わいに
一般的なペットフードの仕上げ法は、オイルコーティング製法(動物性油脂の吹きかけ)です。この製法は、皮膚病などのアレルギーを引き起こす原因とされています。
マザープラスでは、オイルコーティング製法ではなく、ノンオイルコーティング製法を取り入れています。ノンオイルコーティング製法は、動物性油脂を吹きかけていないため、ペットフード特有の嫌な臭いや、フードに触った時の脂っぽいベタつきがほとんどなく、素材そのものの自然な味わいを最大限に生かし、愛犬の食事を健康的に、より楽しめるようサポートしています。
フードの製造も国内で丁寧に行う純国産、安心・安全性を担保
マザープラスは、ドッグフードの製造も国内で行う純国産です。
製造工程のおおまかな流れは次のとおり。自社および九州を中心とした全国の契約農家で収穫された野菜・穀物を使用、雑穀はすべて放射能検査を行った上で、丁寧に下ごしらえ、粉末状にしてからブレンドされます。その後、フードを製造する機械で焼成され、丁寧な検品を行います。出来上がったドライフードは、金属探知機を通し安全性を確認、品質保持のため水分値が適正になるまで専用の乾燥室で乾かします。乾燥終了後は、再度目視検品を実施、機械で正確に計量・袋詰めし、袋の傷や穴あきがないか?1つ1つ丁寧に検品を行いながら出荷となります。
また製造工程において必要なタイミングで、細菌検査やX線検査・水分活性検査などを実施、雑穀米は雑穀専用の低温倉庫にて厳しいチェックをもとに管理・X線検査を実施しています。
マザープラスでは、国内で丁寧にフードの製造を行うことで、安心・安全性を担保しています。
マザープラスの総合評価
原材料・成分から見たマザープラスの総合評価です。
総合評価: (Bランク)
国内産・減農薬・無農薬の野菜や穀物を使っていて「自然派」にこだわるワンちゃんにはピッタリのドッグフード。主体も国内産(九州)の鶏肉を使っていて、タンパク質もしっかり補っています。
ただ、栄養バランス的には、ややタンパク質不足。野菜や穀物が多いためどうしても繊維質が多くなってしまいます。さらに、小麦・大麦などの麦系、とうもろこしなどは、胃腸の負担を考えるとあまり多く配合したくない(できれば使いたくない)食材です。
食材の安全性については申し分ないのですが、犬の健康・胃腸への負担などを考えると、もう少しタンパク質主体で穀物の少ないドッグフードを選びたいところです。