手作りドッグフードのおすすめレシピ
当サイトでは、犬の主食(食事)として、高品質の無添加ドッグフードをおすすめしています。犬の栄養バランスと健康を考えた時、ドッグフード(プレミアムフード)が誰でも質を確保できると考えているからです。
ただし、手作りドッグフードが悪いというわけではありません。質が確保できるなら、愛情たっぷりの手作りドッグフードを与えることで、犬への愛着もより一層大きくなるでしょう。
今回は、犬の健康と栄養バランスを最大限考慮した手作りドッグフードのレシピをご紹介します。
手作りドッグフードの作り方(調理方法)
犬は、基本的に食材を丸飲みする動物です。そのため、手作りドッグフードを作るときは「ある程度刻んだ(細かくした)状態」にします。特に野菜などの繊維質の消化が苦手なので、野菜はミキサーなどで細かくしてから与えてください。
作り方の手順

- 無添加の肉や野菜を準備する
- 肉類は挽肉にするか細かく刻む
- 刻んだ肉は、焼く・ゆでる・電子レンジで加熱して火を通す
- 野菜はミキサーで粉々(ペースト状)にする
- すべての食材を混ぜる
手作りドッグフードのレシピ
体重5kg前後の犬に与える1日の量の手作りドッグフードのレシピです。
AAFCOの基準を満たすレシピ

- 米・ジャガイモ・パスタ:60g
- 鶏肉・サーモン:30g
- サラダ油・鶏油:2.5g
- キャベツなど繊維質の野菜:7.5g
- 骨粉:1g
- 塩化カリウム:0.3g
栄養バランスは、タンパク質21%、脂肪20%、繊維(炭水化物)6.5%、カルシウム0.66%、リン0.59%、マグネシウム0.1%、ナトリウム0.2%、カリウム0.6%。総カロリー820kcalです。
米は炊いた状態、ジャガイモ・パスタはゆでた状態のグラム数です。また、鶏肉やサーモンには火を通しておきましょう。
ダイエット目的のレシピ

- 鶏胸肉:16.3g
- ゆで卵:20.3g
- 米:81.3g
- シリアル:6.5g
- 炭酸カルシウム:0.5g
- 天日塩:0.3g
栄養バランスは、タンパク質22.6%、脂肪8.0%、繊維(炭水化物)5.8%、リノール酸1.1%、カルシウム0.5%、リン0.37%、マグネシウム0.14%、ナトリウム0.45%、カリウム0.63%。総カロリー398kcalです。
健康時の手作りレシピと比べると、脂肪の割合が少なく総カロリーも半分くらいになっています。このレシピなら量を変えずにダイエットになります。体重が標準に戻ったら健康時のレシピに戻すといいでしょう。
腎臓病の療養食レシピ

- 米:59.3g
- 赤身の牛肉:19.5g
- ゆで卵:5g
- 食パン:12.5g
- サラダ油:0.8g
- 炭酸カルシウム:0.4g
- 天日塩:0.1g
栄養バランスは、タンパク質21.1%、脂肪13.7%、繊維(炭水化物)1.4%、リノール酸1.8%、カルシウム0.43%、リン0.22%、マグネシウム0.09%、ナトリウム0.33%、カリウム0.26%。総カロリー445kcalです。
健康時の手作りレシピと比べると、脂肪と繊維が少なく総カロリーも少なくなっていることがわかります。特に繊維質は腎臓疾患対策には必要です。
ただし、病気の療養食については必ず獣医の指導のもと導入してください。
消化器疾患の療養食レシピ

- 米:58g
- チーズ:58g
- ゆで卵:29g
- サラダ油:0.5g
- 炭酸カルシウム:0.3g
- 低ナトリウム塩:0.3g
栄養バランスは、タンパク質30.4%、脂肪15.6%、繊維(炭水化物)0.71%、カルシウム0.42%、リン0.39%。総カロリー450kcalです。
健康時の手作りレシピと比べると、タンパク質の割合が高く、低脂肪・低繊維質になっています。特に繊維質は消化器系に負担が大きいので、繊維質の量が少なくなっています。
手作りドッグフードレシピのまとめ
今回ご紹介したレシピは、犬の健康に合わせたレシピの一部です。食材の組み合わせで他のレシピも作れるのが、手作りドッグフードの自由度・楽しみ方とも言えます。
ですが、何度も言いますが、手作りドッグフードは栄養バランスの配合がとても難しいです。また原材料となる食材の質の確保も必要です。
毎日続けるとなると食材の調達も大変だし、品質の管理も大変です。
できれば、ワンちゃんの誕生日など特別な日に愛情のある手作りフードを与えて、普段の食事については栄養バランスの整ったドッグフードに任せた方がいいでしょう。

ドッグフードにも安全な食材で作られた質の高いフードから、犬の健康にとって危険なドッグフードまでいろいろあります。ワンちゃんに健康で長生きしてもらうためにも、ぜひ栄養バランスに優れた安心安全なドッグフードを与えてあげてください。