BLUE(ブルーバッファロー)の安全性 成分と栄養素から解析
犬の食事も家族の食事と一緒。愛情をもって与えたいというコンセプトのもと作られているのが、バッファロー社の「BLUE(ブルー)」です。
ブルーには、ブルーバッファロー社によって独自開発された「ライフソースビッツ(焦げ茶色の小さな粒で抗酸化栄養素)」が配合されていて、愛犬の健康に欠かせない栄養素をもれなく摂取できるドッグフードです。
あまり馴染みのないドッグフードですが、効率よく栄養素を摂取できるドッグフードとして、本場アメリカではもちろん、日本でも注目されつつあるドッグフードです。
今回は、ブルーの原材料と成分を分析して、最後に総合評価をまとめたいと思います。
BLUE(ブルー)のドッグフードの種類
ブルードッグフードには以下のラインナップがあります。

ライフプロテクション・フォーミュラシリーズ
- 子犬用 チキン&玄米
- 子犬用 ラム&オートミール
- 子犬用 (超)小型犬 チキン&オートミール
- 成犬用 チキン&玄米
- 成犬用 ラム&玄米
- 成犬用 体重管理用 チキン&玄米
- 成犬用 (超)小型犬 チキン&玄米
- 成犬用 (超)小型犬 ラム&玄米
- 成犬用 (超)小型犬 体重管理用 チキン&玄米
- 成犬用 大型犬 チキン&玄米
- 高齢犬用 チキン&玄米
- 高齢犬用 (超)小型犬 チキン&玄米
BLUE Natural VATERINARY DIET シリーズ
- HF 食物アレルギーに対する加水分解フード
- GI 消化器サポート
- WU体重&尿路ケア・サポート
ライフプロテクションが普通のワンちゃん向けのシリーズ、VATERINARY DIETが食物アレルギーや体重をコントロールしたいワンちゃん用の特別フードです。
今回はこの中から「ライフプロテクション・フォーミュラ 成犬用 チキン&玄米」についてまとめます。
BLUEの原材料

骨抜き鶏肉、チキンミール、玄米、大麦、オートミール、鶏脂 (混合トコフェロールにて酸化防止)、トマトポマス、エンドウマメ、亜麻仁 (オメガ-3脂肪酸およびオメガ-6脂肪酸源)、チキンエキス、馬鈴薯、アルファルファミール、馬鈴薯でんぷん、乾燥チコリ根、サツマイモ、人参、ガーリック、ユッカ抽出物、パセリ、ケルプ、ブルーベリー、クランベリー、リンゴ、ほうれん草、ブラックベリー、ザクロ、カボチャ、大麦若葉、ターメリック、グルコサミン塩酸塩、乾燥酵母、乾燥エンテロコッカス・フェシウム発酵産物、乾燥ラクトバチルス・アシドフィルス発酵産物、乾燥黒麹菌発酵産物、乾燥トリコデルマ・ロンギブラキアタム発酵産物、乾燥バチルス・サブチルス発酵産物、アミノ酸類 (DL-メチオニン、L-リジン、タウリン、L-カルニチン) 、ミネラル類 (炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸第一鉄、鉄アミノ酸キレート、亜鉛アミノ酸キレート、硫酸亜鉛、硫酸銅、銅アミノ酸キレート、硫酸マンガン、マンガンアミノ酸キレート、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム) 、ビタミン類 (塩化コリン、E、L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸、ニコチン酸、パントテン酸カルシウム、ビオチン、A、B1、B2、D3、B12、B6、ベータカロテン、葉酸) 、カラメル色素、酸化防止剤 (混合トコフェロール、ローズマリー抽出物)
肉・野菜・果物に加えて、たくさんの発酵産物が入っていて「プラスアルファの健康を考えるドッグフード」という印象です。
一方で、チキンミール・オートミール・カラメル色素など、あまり使ってほしくない食材も使われています。
BLUEの成分分析値(たんぱく質~%など)
たんぱく質 | 24.0%以上 |
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脂質 | 14.0%以上 |
粗繊維 | 5.0%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
灰分 | 7.0%以下 |
カルシウム | 1.0%以上 |
リン | 0.7%以上 |
オメガ-3脂肪酸 | 0.5%以上 |
オメガ-6脂肪酸 | 3.0%以上 |
グルコサミン | 400mg/kg以上 |

バランスのとれた成分です。脂質がやや多めといった印象ですが、成犬用なのでこのくらい脂質があってもOKですね
BLUEの詳細
容量 | 900g / 2.5kg / 6kg |
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価格 | 900g=1,878円 / 2.5kg=3,865円 / 6kg=7,861円 ※楽天市場にて、2017/7/26時点の販売価格(税込)を記載 |
1kgあたりの価格 | 1,310円~(6kgで計算) |
代謝エネルギー | 363kcal/100g |
対応年齢 | 成犬 |
原産国 | アメリカ |
販売会社 | ブルーバッファロー・ジャパン株式会社 |

1kgあたり約2,000円と、安心・安全・健康を考えるプレミアムフードとしては平均的なお値段。配合されている成分の種類をみても妥当な値段です
BLUEの特徴
- 独自製法の「ライフソースビーツ」
- 高品質なタンパク質源で筋肉の健康維持をサポート
- バランスのよい配合で成犬期の健康に必要なエネルギー源
- カルシウム・リン・グルコサミンで健康な骨と歯と関節
- オメガ3オメガ6脂肪酸配合で健康な皮膚と毛艶を維持
- 栄養価を考慮した高品質自然素材のみ使用
- 厳しい品質管理実施後にオリジナルレシピで製造
- ペットフード公正取引協議会が定める基準を満たす
- 万が一食べなかったら100%満足保証で全額返金
BLUE(ブルー)の総合評価
原材料・成分から見たBLUE(ブルー)の総合評価です。
総合評価:
肉・野菜・果物・発酵産物など、たくさんの種類の食材がバランスよく使われている印象です。成分バランス的にも理想に近い配合バランスで、まさに健康を維持した成犬にぴったりのドッグフードです。
一方で、原材料として使われている「チキンミール」「オートミール」が気になります。ミールの原材料となる品質にもこだわりがあると言っていますが、本来は肉のみが理想だし、オートミールはかさ増しとしての利用です。
酸化防止剤として使われている「混合トコフェロール」「ローズマリー抽出物」は健康を害する原材料ではないので、これは気にする必要はありません。
全体的な原材料の質・量は問題なく、骨格や関節などの犬がケガしやすい部位への健康も配慮されたドッグフードですが、ミール系食材のマイナス点と、1kgあたり2,000円という値段も考慮して、総合評価を としました。

成分バランスに問題はないけど、同じ値段を出すなら食材の質が良い他のドッグフードを選びたいところですね