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ドッグフード「アボ・ダーム」の特徴と成分の安全性について

ドッグフード「アボ・ダーム」は、世界一栄養素の高い果物「アボカド」を主成分としている珍しいドッグフードです。

アボカドに含まれている豊富なビタミン・ミネラルで愛犬の体質を改善することにより、肌のトラブルを解消、愛犬の健康な皮膚・被毛をサポートするドッグフードなので、健康とともに毛づやの綺麗さにこだわる飼い主に人気のある商品です。

今回は、アボ・ダームの原材料と成分を分析して、最後に総合評価をまとめたいと思います。

アボ・ダームのドッグフードの種類

アボ・ダームには以下のラインナップがあります。

アボ・ダーム
ドッグ
アボカドに含まれる豊富なビタミン・ミネラルを補給することで、愛犬の健康な皮膚・被毛をサポートする総合栄養食(AAFCO基準適合)です。対象年齢は、全成長段階・幼犬・妊娠産後の母犬・成犬・老犬・高齢犬・肥満犬から選べます。さまざまなスキントラブルや、体臭・口臭・便臭、そして肥満の改善ができます。
スモールブリード 1回の食事量が少ない多様な小型犬に適した栄養補給を可能とし、健康な皮膚・被毛をサポートする総合栄養食(AAFCO基準適合)です。対象年齢は、幼犬・妊娠産後の母犬・成犬・老犬・高齢犬から選べます。9kgまでの小型犬に適した粒形状を採用しています。
リボルビングメニュー アボカドの豊富な栄養価を含有し、鴨肉・七面鳥・マスの計3種の動物性タンパク質フードを定期的に循環させる回転食。食物アレルギーに配慮した総合栄養食です。対象年齢は、成犬~高齢犬となります。
機能食 鶏軟骨から抽出した「コンドロイチン&グルコサミン」によって、関節に負担のかかりやすい生活環境の愛犬・犬種の健康な関節をサポートする機能的総合栄養食(AAFCO基準適合)です。対象年齢は、成犬・高齢犬・老犬となります。

今回はこの中から「アボ・ダーム ドッグ オリジナルビーフ(小粒・中粒)」についてまとめます。

アボ・ダームの原材料

ビーフミール、玄米粉、オートミール、米粉、亜麻仁、アボカドミール、トマト繊維、鶏脂肪、ナチュラルフレーバー、塩、塩化カリウム、ビタミン(塩化コリン、ビタミンE、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB6、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB12、ビタミンD3、ビオチン、葉酸)、ミネラル(硫酸亜鉛、アミノ酸亜鉛キレート、硫酸鉄、硫酸マンガン、アミノ酸マンガンキレート、硫酸銅、アミノ酸銅キレート、亜セレン酸ナトリウム、ヨウ素酸カルシウム)、海草、ニシン粉、アボカドオイル、ローズマリーエキス、セージエキス、パイナップル、納豆菌発酵抽出物、アスペルギルス・オリゼー発酵抽出物

アボ・ダームの成分分析値(たんぱく質~%など)

粗蛋白 21%以上
水分 10%以下
粗脂肪 11%以上
粗灰分 7.0%以下
粗繊維 4%以下
代謝エネルギー 332kcal/100g

アボ・ダームの詳細

容量 800g / 2.4kg / 5.6kg / 12.0kg
価格 800g=1,045円 / 2.4kg=2,548円/ 5.6kg=4,320円/ 12.0kg=7,850円
※楽天市場にて、2017/8/29時点の販売価格(税込)を記載
1kgあたりの価格 654円~(6.7kgで計算)
代謝エネルギー 332kcal/100g
対応年齢 全成長段階
原産国 アメリカ合衆国
販売会社 株式会社Biペットランド

アボ・ダームの特徴

  • オーブンベイクド製法で栄養素・嗜好性に優れたフード
  • アボカドが主成分で体質改善で肌のトラブル解消
  • 11種類のビタミンで生活習慣病・老化・貧血予防
  • 14種類のミネラルで皮膚のかゆみを緩和
  • アボカドオイル配合で美しい毛艶、フケ・涙やけも軽減
  • ノンコレステロールで肥満・動脈硬化を予防
  • 小麦不使用で、食物アレルギーの愛犬にも安心
  • 合成着色料・化学的酸化防止剤・防虫剤・防カビ剤は不使用で安心安全
  • 食べやすいクラッシュタイプの粒

オーブンベイクド製法で栄養素・嗜好性に優れたフード

アボ・ダームは、1970年代からの独創的なドッグフード製法「オーブンベイクド製法」で作られています。

オーブンベイクド製法とは、ビスケットを焼くようにオーブンでゆっくりと焼き上げることで、素材そのものの栄養素が壊れにくく、フードの小さな粒の中にギュッと凝縮、少ない量で多くの栄養素を摂ることができます。

一般的なドッグフード製法と比べると時間と手間をかけた、愛犬の健康的な食育に有効な製造法で、フード表面はサラッとした触り心地、噛むとカリッと香ばしいので、嗜好性にも優れたフードです。

アボカドが主成分で体質改善で肌のトラブル解消

アボ・ダームの主成分は、ギネスも認めた世界一栄養素の高い果物「アボカド」です。天然マルチサプリメント・森のバターとも呼ばれています。

アボ・ダームでは、愛犬がそのアボカドを食べることで、さまざまな肌のトラブルの原因となる酸性体質を、弱アルカリ性体質に導くことで、「皮膚と被毛のトラブル、フケ・カユミ・涙やけ、体臭・口臭・便臭、肥満の予防と改善、ノミ付着率の軽減」といった効果効能を実現しています。

また一般的には「犬には与えてはいけない!」とされているアボカドですが、それは食用に適さない部分(皮・種・枝・葉など)や、毒性をもった品種があるからです。

アボ・ダームのドッグフードで使用するアボカドの部位は、安全な果肉部とオイルのみです。約30年間アボ・ダームのドッグフードを販売し続けている中で、一度もアボカド中毒の報告は確認されていませんので、安心して愛犬に与えられます。

以下に、その主成分「アボカド」に関連した主な特徴を、4つまとめます。

1.11種類のビタミンで生活習慣病・老化・貧血予防

アボ・ダームの主成分アボカドに含まれるビタミンは、11種類です。

豊富に含まれるビタミンA・C・Eは、動脈硬化などの生活習慣病や、老化の原因となる活性酸素を抑える抗酸化力があります。またそれに合わせて、美肌効果も期待できます。

またビタミンB群の一種:葉酸も含み、貧血予防や細胞の成長を促進。そして皮膚の粘膜を強化します。

2.14種類のミネラルで皮膚のかゆみを緩和

アボ・ダームの主成分アボカドに含まれるミネラルは、14種類です。

アボカドに含まれるミネラルの1つ「特殊亜鉛」は、他の植物に含まれている亜鉛とは異なり、体内での酸化率が低く、消炎効果の持続性にも優れているため、皮膚のかゆみの緩和が期待できます。

特殊亜鉛は、新陳代謝を活発にして、皮膚や骨の健康にも欠かすことのできない、免疫機能として大切なミネラルです。

3.アボカドオイル配合で美しい毛艶、フケ・涙やけも軽減

アボ・ダームには、アボカドオイルが配合されています。

アボカドオイルは、浸透性・保湿性に優れており、愛犬の被毛をパサつかせず潤いと毛艶を与えてくれます。そして皮膚を乾燥から守り、フケ・涙やけも軽減する効果があります。

4.ノンコレステロールで肥満・動脈硬化を予防

アボ・ダームの主成分アボカドは、コレステロールを含まず、脂肪分の80%がオレイン酸・リノール酸・リノレン酸などの不飽和脂肪酸です。

不飽和脂肪酸は、血中の善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロール(LDL)を抑えるので、体内の脂肪の代謝を促すことで肥満防止につながります。それに合わせて、動脈硬化を防ぐ効果も期待できます。

小麦不使用で、食物アレルギーの愛犬にも安心

アボ・ダームでは、小麦を使っていません。小麦アレルギーの愛犬にも安心して与えられます。

合成着色料・化学的酸化防止剤・防虫剤・防カビ剤は不使用で安心安全

アボ・ダームでは、合成着色料を使っていません。その影響で、季節による原料そのものの変化・バイオフレーバーやオイルコーディングの加減によっては、ドッグフードの色が異なることがあります。

また、化学的酸化防止剤・防虫剤・防カビ剤もすべて使っていません。酸化防止剤はビタミンCやビタミンEを使用しているため、愛犬に安心して与えられます。

食べやすいクラッシュタイプの粒

アボ・ダームは、食べやすいクラッシュタイプのフードです。製品の特性上、割れていない粒が入っている場合があり、その場合は手で割って愛犬に与えて下さい。

また、フードは、小粒・中粒がありますが、800gは小粒タイプのみとなります。

アボ・ダームの総合評価

原材料・成分から見たアボ・ダームの総合評価です。

総合評価:星2個2.0(Cランク)

一番多く含まれている肉類が「ビーフミール」という牛の加工肉。さらに玄米粉・オートミールと、健康面を考えると決していい食材とは言えません。

また、これを言ってしまうと元も子もないですが、アボカドを売りとしている点もあまりメリットがあるとは思えません。そもそも、ワンちゃんの食事としてのアボカドの安全性については賛否あります。肌や毛づやを考えた栄養というのは、他の安全な食材からも十分摂取することが可能です。

1kgあたり1,000円前後という値段を考えれば妥当なドッグフードではありますが、ワンちゃんの安全安心・健康を考えたプレミアムフードという観点からは、あまりおすすめできるドッグフードではありません。

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