アカナドッグフードの評判・口コミ・値段から品質を徹底分析
アカナドッグフードは「生物学的に適正」というコンセプトのもと、犬の体の構造に合わせた真のドッグフードを目的に作られています。
ちょっとわかりにくいですが、肉食動物であった犬の遺伝子レベルの構造に着目して、バラエティ豊かな新鮮肉(たんぱく質)を多く、フルーツ・野菜・植物の量を必要最低限に抑えているということです。
同じ販売会社として販売されている「オリジンドッグフード」とよく比較され「オリジンの廉価版(れんかばん)」というイメージもありますが、決して廉価版という品質ではなく、むしろ食材・栄養素のバランス的には高評価です。
アカナドッグフードの種類
アカナドッグフードは、以下の3つのシリーズがあります。
ヘリテージ
あらゆる犬の大きさと年齢ごとに作られたドッグフードで、全部で9種類のラインナップ。高たんぱく低炭水化物や、原材料の55-65%に地元産新鮮鶏肉・卵・魚などの肉類、それに加えて地元産の低GIスチールカットオーツを使用しています。
レジオナル
全犬種全年齢対応のドッグフードで、カナダ西部で育まれた様々な地元産新鮮原材料を活用した4種類のラインナップ。原材料の60%に肉、40%に野菜・フルーツ類を使用し、高たんぱく低炭水化物で穀類ゼロの商品です。
シングル
植物アレルギーを持つ犬に対応したドッグフードで、全部で2種類のランナップ。原材料を限定・生物学的に適正な配合で、原材料の約50%に羊肉または鴨肉・豚肉を使用し、穀類・ジャガイモ・タピオカは使っていません。
アカナで一番人気のある「ヘリテージのアダルトスモールブリード」についてまとめます。
アカナドッグフードの原材料

<原材料>
鶏肉ミール、スチールカットオーツ、骨抜き鶏肉、丸ごとジャガイモ、えんどう豆、鶏肉脂肪、全卵、骨抜きカレイ、日干しアルファルファ、鶏レバー、ニシン油、えんどう豆繊維、丸ごとリンゴ、丸ごと梨、サツマイモ、カボチャ、バターナッツスクワッシュ、パースニップ、ニンジン、ホウレン草、クランベリー、ブルーベリー、昆布、チコリー根、ジュニパーベリー、アンジェリカルート、マリーゴールドフラワー、スイートフェンネル、ペパーミントリーフ、ラベンダー
<添加栄養素>
ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、ナイアシン、リボフラビン、葉酸、ビオチン、ビタミンB12、亜鉛、鉄、マンガン、銅、セレン, 発酵乾燥腸球菌フェシウム
アカナドッグフードの成分分析値(栄養素の割合)
成分 | 割合 |
---|---|
タンパク質 | 31% |
脂質 | 17% |
粗繊維 | 5% |
炭水化物 | 7% |
水分 | 12% |

主要成分を見ると、肉類中心という印象はありません。タンパク質31%、脂質17%は子犬から成犬の期間では理想的な栄養バランスです。
アカナドッグフードの値段と販売情報
容量と料金 | 340g(891円) 2kg(4,050円) 6kg(9,720円) ※アカナ公式サイトより |
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原産国 | カナダ |
製造会社 | チャンピオンペットフーズ社(カナダ) |
日本総輸入/販売会社 | アカナファミリージャパン |

2kgで4,050円はプレミアムドッグフードの平均的な値段です。オリジンドッグフードが2kgで6,000円弱なので、比べると値段は安いですね。食材・成分バランス的に廉価版という印象は全くありません。
アカナドッグフードの詳細
アカナドッグフードの詳細(売りとしている部分)をまとめます。
- 肉の量を豊富にして、犬従来の食生活を再現
- バラエティ豊かな肉量を使い、小型犬の健康促進
- 低炭水化物&低GI穀類を使い、病気のリスクを回避
- ビタミン類と保護栄養素を供給
- 無冷凍・保存料ゼロの地元産原材料のみを使用
- 免疫や皮膚・毛並みをサポート
- 代謝の促進
- スチーム料理で自然の栄養と美味しさを全てキープ
- 自社キッチンですべての製品を自ら製造
アカナドッグフードの口コミと評判
当サイトで集めたアカナドッグフードの口コミと評判をご紹介します。

自然食に近くて肉食の犬に合ったドッグフードを探していてアカナを選びました。タンパク質が豊富で使われている食材も安全性に問題がないものという部分が決め手でした。離乳食から5年経ちますが、ケガも病気もしないで元気に食べてくれてます。
-チワワ・メス・5歳

老犬になってきたので少しタンパク質多めのドッグフードが良くてアカナドッグフードにしました。最初は食いつきがよくなかったですが、今までのフードとミックスして切り替えたらスムーズになれてくれました。15歳と犬にしては高齢ですが毎日活発!これからも元気に長生きしてほしいです。
-ヨークシャーテリア・メス・15歳

今までオリジンドッグフードを与えていたのですが、フードの値段が高くてアカナドッグフードに切り替えました。安いですが食材や栄養バランスは問題なし。ウンチの状態も良くて満足してます。コスパはいいと思いますよ。
-ポメラニアン・オス・3歳

食材の質と価格を考えてアカナにしました。病気もしないで元気ハツラツですが、たまにウンチがボロボロと硬いことがあります(うさぎのようにコロコロとした状態のときも)オーツが多くて食物繊維が多いからでしょうか。
-ミニチュアダックス・メス・2歳
食材の品質や栄養バランスを考えてアカナにする人が多いです。長く与え続けているワンちゃんが病気知らずで元気という評判が多かったですね。
一方でウンチの状態がたまに不安定になるというワンちゃんもいました。食物繊維が多めなので、ワンちゃんによっては合わないこともあるようです。食物繊維は腸内を活性化させるために必要ですが、ウンチの状態を見ながら与えたいですね。
アカナドッグフードの総合評価
姉妹商品である「オリジン」と同じく、栄養素的にバランスのとれたドッグフードで、幅広い犬種・年齢に対応している質の良いドッグフードです。
健康面でも問題は見られないし、成長期・成犬期・シニア期によって種類を変えることでキメ細かな健康管理ができます。特に、子犬から成犬までの栄養としてはバランスもよく、健康で長生きのための「体の強さ」を作る意味でも申し分ないドッグフードです。
一方で、スチールカットオーツという原材料がマイナスポイントです。
スチールカットオーツは、オーツ麦を2、3かけらに切り分けたもので、原価が安いのが特徴です。ですが、犬の消化にはあまり適していないので、胃腸に負担をかける原因となってしまいます。
とはいえ、犬の健康に穀物が悪いわけではなく、アカナの食材の質の高さ・栄養バランスのよさを考えると、2kg4,000円で購入できる値段はプレミアムドッグフードの中ではかなりおトクです。
犬の健康とコスパを考えてプレミアムドッグフードにしたい方は、ぜひアカナドッグフードを試してみてください。